『青き国の奏でる旋律』 第12話
思わず耳を疑った。
それは、アリアが竜の巫子だと知っていたら、助けなかったということだろうか。
「僕は、お前が嫌いだ」
「……城で道に迷うような馬鹿が、竜の巫子だとは思わなかったんだ」
思わず耳を疑った。
それは、アリアが竜の巫子だと知っていたら、助けなかったということだろうか。
「僕は、お前が嫌いだ」
最早、意味のない言葉しか思いつかない。
アリアがアスランと顔を合わせ、言葉を交わしたのは今日を含めてたったの三回だ。
まだ、その程度の関係しかない。
なぜアスランがこんなにも、自分を嫌うのかアリアにはわからなかった。
2月7日(土)、更新予定です。
まだ、その程度の関係しかない。
なぜアスランがこんなにも、自分を嫌うのかアリアにはわからなかった。
2月7日(土)、更新予定です。
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